○自動車盗の現状
昨年1年間での自動車盗の件数は、その前年の平成12年よりも7,070件多い63,275件でした。1年ごとの数字を比較すると、空き巣やひったくりなど「重要窃盗犯」と呼ばれる種類の犯罪の中でも自動車盗が最も高い増加率を示しています。
ではなぜこれほどまでに自動車盗が急増しているのでしょうか。

その主な原因としては、外国人窃盗団など、専門的な技術を持つ者による組織的な自動車盗が全国的に行なわれていることがあげられます。それを裏付ける近年の特徴として、下記のようなことがあげられます。
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きちんと施錠された状態での盗難が急増している |
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以前はカギのかけ忘れや、カギをかけずにちょっと車から離れたスキをついて衝動的に盗難が行なわれるケースが多かったのですが、近年はきちんとロックしてあったにもかかわらず盗まれるケースが全体の6割を超えています。具体的な手口は後述しますが、専門的な技術を持つ者の犯行が増えていることを証明しています。
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| 2. |
検挙率が低下している |
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以前までは50%前後であった検挙率が、この3年で約20%にまで低下してしまっています。かつて2件に1件の割合で捕まっていた犯人が、今は5件に1件の割合でしか捕まっていない計算です。犯行がスピーディに行なわれること、車の情報(車体番号やナンバープレートなど)を不正に変えてしまったり、盗難後すぐに海外に持ち出すために足がつきにくいことなどが検挙率低下の主な原因です。
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| 3. |
特定の車種の盗難が目立つ |
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国内・海外で高く売れる車種、軍事用として需要の高い車種がよく狙われています。特にトヨタのセルシオ、クラウンや日産のシーマ、BMWやベンツなどの高級車、またはトヨタのランドクルーザーや三菱パジェロなどのRV車は要注意です。
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| 4. |
海外に転売されるケースが多い |
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それまでは国内で不正に売りさばかれるケースが主でしたが、近年は海外で売りさばかれるケースが非常に多くなっています。これは2でも挙げたように足がつきにくいということと、海外では日本車の人気が高いため、高価で売れることなどが挙げられます。
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いわゆるプロの窃盗団が台頭してきたことで、もはや通常のロックだけでは愛車を守ることができない時代になってしまいました。
自動車やカギのメーカーのさらなる研究、努力が求められる一方、私たち個人も防犯意識の向上を迫られています。そしてセキュリティに対する考え方を改めるだけでも盗難は確実に減らすことができます。それを象徴する数字として、キーを車内に残したままでの自動車盗は平成12年で21,195件と、全体の4割近く発生しています。
まずはどんなに短い時間でも、車を離れるときは必ずキーを抜いてドアロックするという基本的なことから始めることが盗難防止の第一歩です。
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