| 隊長: |
今日の任務はこの「お黙りケイタ」の検証である。(画像1)(画像2)
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| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼)
隊長!実にふざけた名前でありますが、これは何をするものでありますか。 |
| 隊長: |
これは妨害電波を発信して、近くにある携帯電話を圏外にしてしまう。言い換えれば、電車の中などでの迷惑電話を強制的に切ってしまう商品である。 |
| 隊員: |
確かに最近はところ構わず携帯電話で話をしていて非常にうるさいであります。
そういう電話を強制的に切る商品まで出るとは、おどろきであります。 |
| 隊長: |
うむ、確かに時代のニーズには合っているな。では、どれだけの効果があるのかさっそく任務開始だ! |
| 隊員: |
はっ(敬礼)。
任務開始するであります。まずは電池のセットであります(画像3)。
それにしてもサイズはずいぶん小さいでありますな。
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| 隊長: |
そうだな。ZIPPOのライターよりも一回り大きいぐらいか。使うときにアンテナを伸ばす必要があるみたいだがポケットの中に入れてもぜんぜん邪魔にならない大きさで、使うとき変に目立つことはないだろう(画像4)。

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| 隊員: |
よし、電池セット完了であります!ではただいまよりスイッチを入れるであります。 |
| 隊長: |
この商品は3段階スイッチになっておるが、OFFのすぐ横の「PUSH」はタイマーモード、その隣の「ON」は連続使用モードになっている。(画像5)

ちなみにタイマーモードでは約70秒間だけ携帯カット電波を出し、延長したいときは本体正面のボタンを押せばもう70秒間電波を出すそうだ。果たして実際はどうなのか、最初は「PUSH」モードでの電波発信時間を計測するぞ。 |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼)さっそく始めるであります。パチッ。(画像6)

(計測中) |
| 隊員: |
・・・あっ、ランプが消えたであります。 |
| 隊長: |
80秒か。
カタログ値より10秒長かったな。まあ、使用する上でさほど困ることはないと思うが。あと、このタイマーモードが単4アルカリ電池2本で約150回使用できると説明書にあるが、これはあらためてデータを取るとしよう。
では次に、連続ONモードの方では約4時間使用できるという仕様になっているが、実際にはどうなのかテストする。新品の電池を入れ、スイッチをONに切り替えよ! |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼)
準備完了であります。カチッ。
(計測中) |
| 隊員: |
・・・あ、ランプが消えたであります。 |
| 隊長: |
7時間と50分か。カタログ値を大幅に上回ったな。確かに4時間ほど過ぎてから徐々にLEDの点灯が弱まって電波の強さも弱まっていったようだが、その後も短い距離でなら電波をカットできていたから、まったく使えないわけではない。上出来だろう。
よし、ではいよいよ携帯電話の電波を本当にカットできるかどうか、本日の最重要任務に入る。隊員、貴様の携帯電話をしばし提供せよ。 |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼) |
| 隊長: |
ちゃんと月々の料金は払っているだろうな? |
| 隊員: |
あ、隊長!ひどいであります! |
| 隊長: |
はっはっはっ、冗談だ。ではまずスイッチを入れてから電話をかけることができるかやってみろ。任務開始だ! |
| 隊員: |
了解!カチッ。それでは電話をかけるであります。(プップップップップップップ・・・、ツーッツーッツーッ)あれ、かからないであります。 |
| 隊長: |
スイッチを入れてすぐに発信しても効果があるようだな。
では次に通話中にスイッチを入れるとどうなるかやってみろ。 |
| 隊員: |
了解!(敬礼)
では電話をかけてみるであります。 |
| 隊長: |
つながったらスイッチを入れてみろ。 |
| 隊員: |
了解!(敬礼)
ではさっそく。カチッ。(ププッププッププッププッ、ツーッツーッツーッ)おおっ、スイッチを入れたとたん警告音が出て5秒ほどで切れてしまいました。 |
| 隊長: |
完全に切れるまでちょっと時間はかかるが、スイッチを入れた瞬間から通話は不可能にできる。なかなか優秀であるな。 |
| 隊員: |
その通りであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
では次に着信も不可にできるかどうかをテストするぞ。 |
| 隊員: |
了解!(敬礼)ではスイッチを入れて、本部の電話から自分の携帯に電話するであります。
・・・隊長!「電波の届かない場所にあるか、電源が入っておりません」のアナウンスが流れているであります! |
| 隊長: |
そうか。ではやはり携帯の電波が完全にこの機械によって妨害されているようだな。
よし、では次にもう少し離れた距離で使用した場合を検証だ!
この説明書で記載されている使用可能距離、3m離れた場所に立て。 |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼)
この辺でよろしいでありますか? |
| 隊長: |
うむ、いいだろう。ではスイッチを入れるぞ。パチッ。 |
| 隊員: |
それでは電話するであります。・・・隊長、つながるであります。 |
| 隊長: |
そうか。では、少しずつ機械に近づいてみよ。 |
| 隊員: |
了解!(ズズッズズッ・・・) |
| 隊長: |
愚か者!どこの世界にほふく前進をしながら携帯で話す奴がいるのだ!普通に立て! |
| 隊員: |
はっ!ついつい普段のクセが出てしまったであります。それでは立って近づくであります。おっ、「ププッププッ」という音が入ります・・・あっ、切れたであります。 |
| 隊長: |
切れるのはだいたい2mというところだな。電車の中でいえば座席の端に座ったときに、ドアをはさんだ向こう側の端に座っている人ぐらいまでは効果があると考えればよいな。 |
| 隊員: |
うーん、短いといえば短いようであります。 |
| 隊長: |
うむ、そうだな。まあ、電車の中で「うるさい」と感じるような距離での電話には効果があるだろう。
よし、では次にアンテナを伸ばさないで使用するとどれだけ性能が落ちるかをテストする。先ほどの位置に立て。 |
| 隊員: |
了解!3m離れたであります。 |
| 隊長: |
ではアンテナを引っ込めて、スイッチを入れるぞ。パチッ。 |
| 隊員: |
それでは電話するであります・・・普通につながるであります。 |
| 隊長: |
では先ほどと同じように少しずつ近づいて来い。 |
| 隊員: |
了解!・・・うーん、反応しないでありますな。あっ、ここで「ププッ」と音が出るであります。 |
| 隊長: |
なんだ、50cmあるかないかだな。では1段だけ伸ばしたらどうかな?もう一度テストするぞ。 |
| 隊員: |
了解!3m離れた場所に立ったであります。 |
| 隊長: |
ではスイッチを入れるぞ。パチッ。 |
| 隊員: |
電話は普通につながるであります。では近づくであります・・・うーん、反応しないでありますな・・・あ、ここで「ププッ」と音がしたであります。 |
| 隊長: |
うーん、ほとんど同じだな。やはりいっぱいに伸ばさなければ無理のようだな。 |
| 隊員: |
隊長!今まで屋内でテストをしましたが、屋外では使えないでありますか? |
| 隊長: |
屋外か・・・。
この商品は電車の中、図書館、喫茶店、会議室というように基本的には屋内で使用するものと考えられるから、屋外での使用には対応していないと思うが。それに密閉されていない屋外ならば、それほど他人の会話も気にならないのではないかな。 |
| 隊員: |
なるほど、その通りであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
まあ、一応データを取る価値はあるかも知れんな。よし、では屋外に移動だ。 |
| 隊員: |
アイアイサー!(敬礼) |
| 隊長: |
では先ほどと同じテストをしよう。3m離れた場所に立て。 |
| 隊員: |
了解(敬礼)。
この辺でよろしいでありますか。 |
| 隊長: |
よし、いいだろう。ではスイッチを入れるぞ。パチッ。 |
| 隊員: |
では電話をかけるであります・・・うーん、つながるであります。 |
| 隊長: |
では先ほどと同じように少しずつ近づいて来い。 |
| 隊員: |
了解!・・・うーん、反応しないであります。 |
| 隊長: |
おいおい、もう目の前ではないか。まだ反応しないか? |
| 隊員: |
しないであります。 |
| 隊長: |
しょうがない、では機械に近づけてみろ。 |
| 隊員: |
了解!・・・あっ、やっと「ププッ」と音がしたであります。ようやく切れたであります。 |
| 隊長: |
なんと!約10cmまで近づけないとダメか。
これでは無理だな。まあ、もともと屋外で使用する必要はないから気にすることはないが。 |
| 隊員: |
隊長!それではそろそろ商品の評価をお願いいたします。まずは使いやすさからであります。 |
| 隊長: |
使用方法はアンテナをいっぱいに伸ばしてスイッチを入れるだけと、非常に簡単である。側面のスイッチは凹凸があるから手探りでもすぐ分かるし、前面のボタンも大きくて押しやすい(画像7)。

状況に応じて使用モードを変えられるのはなかなかいいな。
ただ、アンテナをいっぱいに伸ばさないと使えないのは残念だ。なるべく目立たずに使いたい商品だけに、アンテナは内蔵型であったほうがよいと思う。
使いやすさは★4とする! |
| 隊員: |
了解!使いやすさ、★4であります。では続いてお買い得度であります。 |
| 隊長: |
実勢価格は8000円前後か・・・。
機械の構造がどういうものかはさておき、この商品の機能を考えると若干高いな。せめて5000円以内にならないものか。
あとは運用コストのほうだが、電池寿命が単4型アルカリ電池2本を連続使用で約4時間。うーん、短いな。
タイマーモードは約150回か。1日2回使って2ヶ月半。これも短いな。
どうしても電池を食う構造なのかもしれないが、これではちょっといただけないな。実用性を考慮すると携帯電話のように充電する方式にするなど、もっと工夫が欲しいところだ。
従ってお買い得度は★2とする。 |
| 隊員: |
了解!お買い得度、★2であります。では最後にオススメ度であります。 |
| 隊長: |
まず本体のサイズやデザインについては合格点をつけていいな。
(画像8)(画像9)
サイズは小さいから持ち歩くときにジャマにならないし、安っぽくないデザインもいい。
商品の性能のほうは、対応する範囲が約2mとやや狭く感じるが、使えないことはない。さっきも言ったが、操作は簡単だから「うるさいな」と思ったときすぐに使えるのもいい。
一つ残念なのは電池寿命が短いことだ。小型・軽量化を優先させてこうなったのかもしれないが。
しかし、この商品の最大の魅力は相手に直接注意しなくても電話を強制的に切ることができるという点にある。最近はちょっとしたことを注意しただけでケガをさせられたり、下手をすると殺されたりしてしまうイヤな時代になったから、こういった商品があるのというのは心強い限りだ。 |
| 隊員: |
その通りであります(敬礼)。 |
| 隊長: |
商品の着眼点の良さと社会貢献度の高さは認めるが、他の2項目の評価から考慮しても★3が妥当なところだろう。
従ってオススメ度は★3とする! |
| 隊員: |
了解!オススメ度、★3であります(敬礼)。 |
| 隊長: |
さて、これは実際に電車に乗って使ってみたいものだな。 |
| 隊員: |
そうでありますな。 |
| 隊長: |
それではこれより貴様に重要任務を授ける! |
| 隊員: |
アイアイサー!!(敬礼) |
| 隊長: |
明日の始発より終電まで電車に乗り続け、車内の迷惑電話を片っ端から切って来い! |
| 隊員: |
・・・・・・アイアイサー(敬礼)。 |